研究課題/領域番号 |
17K04258
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
菊澤 佐江子 法政大学, 社会学部, 教授 (70327154)
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研究分担者 |
植村 良太郎 慶應義塾大学, 薬学部(日吉), 准教授 (90745001)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 家族介護 / 就業 / ワークライフバランス / 社会学 / 社会福祉関係 |
研究成果の概要 |
本研究は、中高年期の家族介護と就業・健康等の短期的・長期的関連の実態、働く家族介護者のストレス過程と社会的サポートとの関連の実態等を、統計データの分析や関連する文献・資料の収集等を通じて検討した。その結果、介護と離職の関連は、介護の程度や就業環境の柔軟性に依存していることを示唆するデータや、介護と就業が健康に及ぼす影響はアウトカムの種類(精神的健康、身体的健康)によって必ずしも一様ではないことを示唆するデータなど、今後の介護と就業の両立支援に向けた基礎的資料を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護高齢者の家族介護は働き盛りの中高年期に増加する傾向にあり、介護を担う家族の就業と介護の両立は、高齢者とその家族の福祉に極めて重要であるが、わが国では、中高年期の介護離職に関する研究の多くが一時点の調査データにもとづくものであるなど、両立支援に向けた基礎資料が未だ不十分な状況にある。社会学的視点にもとづくパネル調査データの統計解析等を通じて、こうした既存知見の欠落の一端を補ったことの、学術的・社会的意義は大きい。
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