研究課題/領域番号 |
17K04263
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
川名 はつ子 早稲田大学, 人間科学学術院, その他(招聘研究員) (50091054)
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研究分担者 |
オムリ 慶子 関西学院大学, 教育学部, 教授 (20193823)
小谷 眞男 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (30234777)
三森 のぞみ 慶應義塾大学, 文学部(三田), 講師(非常勤) (70773026)
藤間 公太 国立社会保障・人口問題研究所, 社会保障応用分析研究部, 第2室長 (60755916)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 児童虐待防止 / 子どもの権利条約 / 児童福祉法 / 社会的養育 / 里親養育 / 特別養子縁組 / スウェーデン / イタリア / 里親 / 週末里親 / 季節里親 / フィレンツェ / インノチェンティ捨児養育院 / 里親支援 / ライフストーリーワーク / 社会的養育の新ビジョン / 子どもの権利 / 児童虐待 / 子どもの権利条約絵本 / 子どもの権利条約イラスト / 巡回パネル展 / アクションリサーチ / 社会的養護 / 家庭養育 |
研究成果の概要 |
子どもの権利条約に則った家庭で育つ権利の保障とその質の向上のため、日本・イタリア・スウェーデンの比較調査を実施して、わが国でも実行可能な示唆を得る事をめざし、私たちは社会的養護の当事者や、職員へのインタビュー調査を行ない、3か国の制度や実態の把握に努めた。 また著明なスウェーデンの画家チャーリー・ノーマン氏からイラストの使用権を買い取り、そのイラストを使用した日本語版の子どもの権利条約の学習教材を出版した。同時期に教材で使用したイラストの巡回展示を約50箇所で開催し、子どもの権利条約の普及啓発に効果を上げた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの権利擁護をめざして早稲田大学里親研究会を舞台に研究調査しており、そこから広がるネットワークを通じて当事者である里親子、養親子、を中心に、支援者・研究者など多種多様な立場の人々の声を敏感に反映させた研究に取り組むことが出来ている。その成果を家庭や地域、学校など子どもが生きている現場に還元するに当たり、専門家のみならず一般市民の関心を高め、普及啓発を図るために、マスコミ関係者の協力を得ることもできる。このようにして、子どもは原則家庭で育てるという新しい社会的養育ビジョンの理念に基づき、児童虐待防止への適切な対処が日本社会にも根付くことを期待することが出来る。
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