研究課題/領域番号 |
17K04281
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
秋葉 武 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (00340480)
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研究分担者 |
大原 ゆい 大谷大学, 社会学部, 准教授 (50725174)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | NPO / 経営学 / 地域福祉論 / 市民社会 / 日本 / 韓国 / 省察的実践 / コンサルティング / 組織診断 / 国際比較 / NPO / 社会的企業 / 社会福祉協議会 / 政治学 / 地域福祉 / 社会的インパクト / 社会保障・社会福祉政策 / 協同組合 / 社会福祉史 / 社会福祉関係 / NPO・NGO / 日本:韓国 |
研究成果の概要 |
政治の機会主義化が定着するなか、日韓の様々な社会的弱者を支援する事業型NPOの経営に焦点を当て、関係者への一次調査も交えながら研究を行った。特にこれらNPOの「組織基盤強化」に着目した。主な研究成果として研究代表者は関連学会で複数年度に渡り、NPOの組織基盤強化やNPOコンサルティングをテーマに報告を行った。また毎年開催される(コロナ禍ではオンライン開催された)「日韓市民100人未来対話」では関連テーマで招待講演を行った。研究分担者は日本の地域福祉論の視点からNPOの役割について包括的な研究に進め、社会的弱者を支援する福祉実践家に着目して単著を公刊することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
政治の機会主義化がNPOの外部・内部環境にどのような影響を与えたかをNPOの実践的視点から明らかにしようとしたことにある。外部環境では、新型コロナの到来のみならず、新たな関連制度・政策の影響が顕在化し(例えば「福祉事業所」の急増)、NPOはこれら事業所の運営に参入したり、行政の委託事業の受託が増加した。また環境やまちづくり等他分野のNPOもこうした事業に参入した。内部環境ではこうしたNPOの事業化が加速するなか、事業規模の拡大にマネジメントが追いつかず、労働環境の悪化といった課題が顕在化し、持続的なサービス提供にも影響がみられた。韓国でも日本と類似した外部・内部環境の変化の事例がみられた。
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