研究課題/領域番号 |
17K04282
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 四天王寺大学 |
研究代表者 |
原 順子 四天王寺大学, 人文社会学部, 教授 (60309359)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 聴覚障害ソーシャルワーク / 文化モデルアプローチ / ろう文化 / ろう者・難聴者等 / 養成プログラム / 多文化ソーシャルワーク / ろう者学 / 聴覚障害者 / ソーシャルワーカー |
研究成果の概要 |
聴覚障害ソーシャルワーカーが修得すべき専門性について、聴者社会の中でのろう者・難聴者等の立ち位置を理解したソーシャルワーク実践を行う重要性を明らかにした。具体的には文化モデルアプローチ、多文化ソーシャルワーク、反抑圧的実践が、多様かつマイノリティである当事者を有効かつ公平・公正に支援できることを考察した。またろう文化やデフコミュニティの特性を理解した専門性が必要であることをインタビュー調査により明らかにした。具体的には狭いデフコミュニティ故に生じがちな個人情報漏洩防止策、少ない社会資源の効果的活用、多職種連携アプローチの活用、クライエントの手話言語レベルに応じた高い手話言語力などであった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究目的は聴覚障害ソーシャルワークの専門性を担保したソーシャルワーカーを養成するためのプログラムを開発・検証することであったが、新型コロナウィ ルス感染拡大により、調査が予定通り実施できず大きな後れが生じた。そのためプログラムの開発・検証には至らなかったが、理論研究とインタビュー調査によりその専門性を具体化することができた。聴覚障害ソーシャルワークのみならず、障害者ソーシャルワークの理論研究にも貢献できる筈である。
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