研究課題/領域番号 |
17K04284
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 大阪人間科学大学 |
研究代表者 |
大野 まどか 大阪人間科学大学, 人間科学部, 教授 (00340886)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | HIV/AIDS / HIV陽性者 / セクシュアルマイノリティ / 医療ソーシャルワーク / 高齢期 / 高齢福祉サービス / 福祉サービス / 地域生活 / 医療福祉 / 社会福祉関係 / 医療・福祉 / ソーシャルワーク |
研究成果の概要 |
本研究では、HIV感染症の治療の進歩に伴うHIV陽性者の高齢化に関する問題を明らかにし、HIV陽性者の生活支援のあり方を検討することを目的とした。 HIV陽性者へのインタビュー調査を通して、当事者に共通する高齢期の生活課題への捉え方、福祉サービスの利用への消極性などが明らかになった。さらに、HIV陽性者への訪問ボランティアを行なっている看護師へのインタビュー調査とエイズ治療拠点病院の医療ソーシャルワーカーとのセミナー、討議を通し、高齢期の地域生活を支えるための社会資源などの課題と展望を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HIV陽性者に関する研究は特に国内では社会福祉学、ソーシャルワークの見地からは決して多くない。しかし、病とともに生きる「生活の支援」を考えることはますます重要となると考える。また地域での高齢福祉サービス事業者はHIV陽性者支援の経験が少ない上に支援専門職自身がセクシャリティへの理解が十分とは言えない。本研究で、当事者の持つ高齢期のイメージとその課題、セクシュアリティと感染症に関連する思いや問題を取り扱うことは、福祉サービス従事者への理解を促す一助となると考える。 これらの点から本研究の意義は大きいと考える。
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