研究課題/領域番号 |
17K04306
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 東海学園大学 (2020-2022) 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2017-2019) |
研究代表者 |
村田 千代栄 東海学園大学, 健康栄養学部, 教授 (40402250)
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研究分担者 |
竹田 徳則 星城大学, リハビリテーション学部, 教授 (60363769)
斎藤 民 国立研究開発法人国立長寿医療研究センター, 研究所 老年学・社会科学研究センター, 部長 (80323608)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ウェルビーイング / 認知機能 / 地域高齢者 / ソーシャル・キャピタル / 一般高齢者 / 「快」感情 / ウェルビーイング尺度 / 抑うつ / パイロットプログラム / 主観的幸福感 / 通いの場 / 高齢者 / 信頼感 / 助け合い規範 / ソーシャル・サポート / ソーシャルキャピタル / 社会関係資本 / 混合研究法 |
研究成果の概要 |
ソーシャル・キャピタルの醸成は、高齢になっても住み慣れた地域で暮らすためには不可欠である。また、住民同士の社会的交流の影響も大きい。そこで、地域高齢者を対象にRyffのウェルビーイング概念を応用したプログラムを実施し、質問紙調査と聞き取り調査の両側面から効果の検討を試みた。その結果、コロナ禍による交流制限があったにも関わらず、参加者で認知機能が有意に保たれ、Ryffのウェルビーイング尺度の環境制御の力が上昇していた。環境に対して能動的に関わるこの能力はレジリエンスとの関連も強く、ソーシャル・キャピタルの醸成につながると共に、コロナ禍のような逆境においても有用と思われる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Ryffの尺度を応用したプログラムは、参加者に新たな視点の獲得を促し、認知機能の向上だけでなく、社会関係の向上に役立つことが示唆された。プログラムに参加した結果、話し相手が増えたとか、地域のために動くようになったなどの声も聞かれ、地域住民を対象にしたウェルビーイング向上を目指すこのようなプログラムは、地域全体のソーシャル・キャピタルの醸成にもつながる可能性が示された。今後は他地域でも検証が必要と思われる。
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