研究課題/領域番号 |
17K04314
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
五十嵐 祐 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 准教授 (90547837)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 社会的ネットワーク / 実行機能 / 分配課題 / コミュニティ |
研究成果の概要 |
本研究では、「開かれた」社会的ネットワークの戦略的な形成には、集団ごとに異なる規範や社会的ルールを理解し、思考や行動を制御する認知システムとしての実行機能が重要な役割を果たすという仮説について検討した。大学生サンプル及びクラウドソーシングサンプルでの検討を行った結果、外向性やセルフモニタリング傾向といった要因を統制した場合でも、課題間の切り替えコストが小さい個人ほど、より多くのコミュニティに所属していることが明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、異なるルールを素早く切り替えるための高次認知能力が、規範や文化が異なるコミュニティへの参加を通じて個人の社会的ネットワークを拡大し、「開かれた」社会的ネットワークを構築する上で重要な役割を果たしている可能性を明らかにした。この知見は、ある集団に所属する個人が別の集団に所属する際、他者との対話を円滑に進めるための複雑な認知スキルを活性化している可能性を示唆するものである。
|