研究課題/領域番号 |
17K04342
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
佐藤 浩一 群馬大学, 大学院教育学研究科, 教授 (40222012)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 教育実践 / 教員 / 省察 / 教育実習 / 自伝的記憶 / 自伝的推論 / リフレクション / 経験学習 / 内省支援 / 業務支援 / 精神支援 / 授業 / 教師 / 経験の意味づけ / 実践 / 成長 |
研究成果の概要 |
本研究は教育実践経験への意味づけ(自伝的推論やリフレクション)と教師としての成長との関連を検討した。質問紙調査と面接調査が、大学生と現職教員に対して行われた。世代やキャリアに関わらず、ポジティブな経験に対する意味づけが、成長や教職アイデンティティや適応につながることが明らかになった。また面接調査では、こうした結果を具体的に示すエピソードが聴き取られた。さらに、学部生の経験学習プロセスを促進する条件や抑制する条件、周囲からの支援が有効に機能する条件、現職教員が現場での実践と研究を通じて成長するための条件などが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は大学生と幅広い世代の現職教員、また教職大学院修了者という多様な協力者について、教育実践経験への意味づけ(自伝的推論やリフレクション)と、教師としての成長やアイデンティティ、適応などと関連することを、質問紙調査・面接調査・参与観察という重層的な方法で明らかにした。教師教育の研究と自伝的記憶研究を結びつけたところに学術的な意義がある。さらに調査結果に基づいて、ポジティブな経験を意味づけることの重要性や、教育実習のあり方、教職大学院の教育研究のあり方について提言を行ったところに、社会的意義がある。
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