研究課題/領域番号 |
17K04348
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
水口 崇 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60412946)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 模倣 / 身振り / 自他の身体 / 共有 / 言語 / 視線 / 理論やモデル / 対面 / RT / Cue / 動作画像 / Reaction Time / 二重課題 / Perspective / Type of Action / 教育心理学 |
研究成果の概要 |
視覚的入力から運動による出力迄の模倣のメカニズムを検討した。提示されるeffecter(効果器)の画像が,実際の模倣で使用する効果器と一致する場合と不一致の場合等についてReaction Timeを指標とした実験を実施した。結果から,効果器の一致不一致の影響は見られず,Meltzoff, A.の提唱する学説を退ける結果が得られた。さらに,マジックハンドを持って構えたことが,行為の開始から実行までの時間に影響することが明らかになった。これは身体を拡張する機能を持つ道具を持って構えることで得られた可能性が考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
模倣は自他の身体の変換を伴う。現在新型コロナウイルスの影響によって,ITによる遠隔が多様されるようになった。利便性の高さは充分に評価できる。しかしながら,身体と身体が無意識に影響を及ぼし合うこと,視覚と聴覚以外の感覚の役割,いわゆるコミュニケーションのトランシーバーモデルでは伝達できない事項等,模倣の実験を通して身体の重要性を改めて認識できた。今後の社会生活に活かしていける有意義な知見である。
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