研究課題/領域番号 |
17K04349
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
小林 朋子 静岡大学, 教育学部, 教授 (90337733)
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研究分担者 |
五十嵐 哲也 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90458141)
渡邊 弥生 法政大学, 文学部, 教授 (00210956)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | レジリエンス / 不登校 / 子ども / 不登校傾向 / 小中学生 |
研究成果の概要 |
レジリエンスと生活習慣では、小中学校では就寝時間や起床時間と関連するものの、高校生では関連が少なかった。またスマートフォンの使用が1時間以内の子どものレジリエンスの得点が高い水準であったことから、適度な使用により、友達とのつながりや気分転換などが行われていると考えられた。また不登校傾向では、物事を多角的に捉えたりする「客観的な捉え方」が不登校傾向を抑制できることが示された。さらに縦断調査により、小学生段階のレジリエンススキルが中学生段階の不登校傾向に関連していたことから、小学生段階からレジリエンススキルを学ぶことにより不登校傾向が減少するか、今後臨床的な検証が必要であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
不登校児童生徒は、18万人を超えており、不登校児童生徒への対応だけでなく予防への対策も喫緊の課題となっている。本研究では、レジリエンスに着目し、介入しやすいと考えらえる生活習慣との関連を明らかにしたこと、そして不登校傾向とレジリエンススキルとの関連を明らかにすることができ、その中でも「客観的な捉え方」が不登校傾向を抑制することがわかった。また縦断調査による結果から、中学校段階の不登校傾向と小学校段階のレジリエンススキルとの関連が示されたことで、小中学校にわたる連続した支援の在り方や予防教育に対して本研究の成果が還元できると考えられる。
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