研究課題/領域番号 |
17K04357
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
岡田 涼 香川大学, 教育学部, 准教授 (70581817)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 自律性支援 / 授業における指導 / 自己決定理論 / 動機づけ / 教師 / 学校 / 学級 |
研究成果の概要 |
本研究では,教師の自律性支援的な指導行動を習得するための教授プログラムを開発することを目的とした。その目的のもとに4つの研究を行った。1つ目に,メタ分析によって教師の自律性支援の効果を数量的に明らかにした。2つ目に,質問紙調査によって教師の自律性支援の有効性認知の特徴を明らかにした。3つ目に,小学校の授業観察から,自律性支援的な指導の特徴を明らかにした。4つ目に,自律性支援的な指導行動を習得し,実践のふり返りを促すための教授プログラムを開発した。また,一連の研究知見をまとめたリーフレットを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自律性支援の概念は,教育実践を志向するものであったものの,必ずしも日本の学校教育場面への応用可能性については検討されてこなかった。本研究では,自律性支援の学術的知見を整理し,概念の精緻化・具体化を行うことで,学術的な発展とともに研究知見の実践的応用を目指した。本研究で作成し研修プログラムとリーフレットは,自律性支援に関する研究知見を学校現場に伝えるためのツールになるものといえる。特に,現在の学校教育場面における「学習者の自律性や主体的な学びを支える」という喫緊の課題に資する研究知見である。
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