研究課題/領域番号 |
17K04358
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
藤田 敦 大分大学, 教育学部, 教授 (80253376)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
|
キーワード | 授業デザイン / わかる授業 / 3種類のわかる / 授業分析 / 教授法 / 授業づくり / わかる心理 |
研究成果の概要 |
3つの観点から「わかる」という心理状態を区別することの妥当性について確かめるための概念整理を行い,「判る」学び,「解る」学び,「分る」学びを対比・整理した。また,小学校の授業実践記録をもとに,3つの「わかる」と具体的な教授-学習行動との関係を推定した。最後に,小学校「算数」と中学校「社会」の授業で,3つの「わかる」を目標と評価の観点に設定した授業を計画・試行し,実践上の有効性と課題を洗い出した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の教育は,知識量や形式的な問題解決の速さ・正確さを学習成果として重視してきた学習,つまり「判る」ための習得型学力の育成に偏重していた。それに対し,本研究では,「解る」という本質的な理解を追求する探究型学力や,知識の社会的な意義や価値を「分る」ことで活用型学力の育成も視野に入れた教授法の構築を試みた。今後,「確かな学力」を育てるための具体的な教授法を確立する上での示唆を与えるものと考えられる。
|