研究課題/領域番号 |
17K04370
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 実践女子大学 |
研究代表者 |
長崎 勤 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (80172518)
|
研究分担者 |
細江 容子 実践女子大学, 生活科学部, 教授 (30272876)
吉井 勘人 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (30736377)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 他者意図理解 / 協同活動 / 希釈飲料づくりによる発達支援 / ダウン症児 / 自閉症児 / 入門的調理活動 / 大人との相互交渉 / 選択欲求質問 / 典型発達幼児 / 希釈飲料づくり / コミュニケーション指導 / 発達障害児 / 希釈飲料作成 / アセスメント |
研究成果の概要 |
「希釈飲料作りによる他者意図理解・協同活動のアセスメント・支援プログラム」を開発し、その発達的妥当性を検証するために、2-6歳の38名の典型発達幼児を対象に、他者の欲求意図への関心と選択欲求質問の発達過程を分析した。この知見を参考に、知的障害幼児と自閉症児に本プログラムを適応した結果、他者の意図に関心を持ち、他者の欲求意図を言語で尋ねることが出来るようになった。また小集団の中で役割理解と分担によってカフェごっこもできるようになった。以上のことから典型発達児および障害児の両者とも、希釈飲料づくりという身近な生活活動の中で、大人との関わりを通して他者意図理解・協同活動が促進される可能性が示された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子供たちが他者の感情や考えを理解していくことは、子供が教室や地域社会で豊かな生活をするためには不可欠であるが、現代社会においてはこのような「心の理解」の発達が困難になってきている。本研究は、典型発達児および障害児の両者ともに、希釈飲料づくりという身近な生活の活動での大人との相互交渉によって他者意図理解・協同活動が促進され、社会性の基盤が促される可能性が示されたといえる。
|