研究課題/領域番号 |
17K04373
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
渡邊 弥生 法政大学, 文学部, 教授 (00210956)
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研究分担者 |
西山 久子 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (80461250)
小林 朋子 静岡大学, 教育学部, 教授 (90337733)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 学校危機予防 / ソーシャルスキルトレーニング / 感情リテラシー / 発達 / 居場所アイデンティティ / ソーシャルエモーショナルラーニング / ソーシャルスキル / ポジティブ感情 / 学校 / 学級の雰囲気 / レジリエンス / 感情 / 学校危機 / 予防教育 / いじめ予防 / 心理教育介入 |
研究成果の概要 |
学校危機には、いじめ、不登校、非行だけではなく自然災害、事故など多くの種類があるがこうした危機が同時に起きるマルチハザードな状況までを見据えて、準備、介入、回復の過程よりもむしろ、想定される状況を見据えながらも、まず予防の重要性を唱えた。さらに予防策として、感情や社会性の育成に力を入れる授業案、危機予防のアセスメントの展開と考察、実態を元にした危機予防のためのシミュレーション対策となるキット開発とワークショップの展開案などを提案した。学会シンポジウム、論文、図書においても、危機予防のデフォルトとして備えるべきことについて具体的で可視的な提案を発表し、紹介し、肯定的なフィードバックも得ている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、新型コロナウイルス感染に関する有事の時であるが、世界中の民が、「予防」の重要性について認識している。何かが起きたときにどう対処するかは当然大切ではあるが、次の事態を予測して、備えておくことの意義は大きい。学校危機予防についても、目の前の教育や支援に目一杯であることから立ち止まって予防を考えることに時間を割くことに現場の抵抗感は大きいが、本研究の危機予防の満足度調査から満足度は必ずしも高いものではなく、多くの問題点があることが明らかになった。授業にソーシャルエモーショナルラーニングを導入することの有効性や、危機状況を可視化するキットの提案など、意義ある具体策を打ち出すことができたと考える。
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