研究課題/領域番号 |
17K04378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
小島 康生 中京大学, 心理学部, 教授 (40322169)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 子ども / 自立 / 親子 / 離れて過ごす / 日誌法 / インタビュー / 縦断研究 / 離れる / 近づく / 家族 / 小学生 / 母親 / 日誌調査 / 生態学的視点 / 児童期 / 日誌 / 家庭訪問 |
研究成果の概要 |
2013年10月に追跡を開始した約150組の家庭を対象に,(1)子どもを家に置いて親が外出した(留守番),(2)外出先で親子が別行動をとった,(3)家を起点にして親の同伴なしに子どもだけで外出した,の3つのエピソードを,半年ごとに連続5日間,記録してもらった。また,このうち20家庭に対しては,同じタイミングで家庭訪問を実施し,子どもに対し,日常どのような場所で遊ぶかを,家と学校を含む地図を描いてもらいながらインタビューした。発達の順序としては,先の(2)が比較的早くから行われ,続いて(3)→(1)の順に進んでいくことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
親子関係の発達は,発達心理学の分野において主要なテーマの一つだが,従来は,親子がどう関わりあうか,その相互作用の様態に着目したものが多かった。これに対し,本研究では,親と子がどのように離れ,またどのタイミングで合流するか,「離れる―合流する」の繰り返しと変化の解明を通して,親子関係の発達を捉えなおそうと考えた。成果として,外出先で親子が一時的に離れることが最も初期からみられ,そののち子どもが親の同伴なしに外出する,最後に,子どもを家に置いて親が外出する,が見られることが分かった。以上の成果は,子どもの自立のプロセスモデルを提示したという意味で,社会的にも意義のある研究成果をもたらしたと考える。
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