研究課題/領域番号 |
17K04380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 日本福祉大学 |
研究代表者 |
小平 英志 日本福祉大学, 教育・心理学部, 教授 (00442228)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 仮想的有能感 / 他者軽視 / 職場適応 / 職場満足度 / 職業性ストレス / 成人期 / 成人 / ストレス / 社会的被受容感 / 縦断調査 / 青年期 / 卒業時 |
研究成果の概要 |
本研究では、6年間(大学4年、社会人2年)の縦断データから職場適応における他者軽視の影響、特に自尊感情が低い場合の他者軽視の効果の有無について検討を行った(研究Ⅰ)。また、高卒就職者も含めた横断調査から職場適応における他者軽視、自尊感情の影響を検討した(研究II)。いずれの研究の解析結果からも、職場適応期における他者軽視の補償的効果については確認ができなかったものの、他者軽視傾向が職場満足度を低下させ、対人関係や仕事の統制感にかかわるストレスを感じやすくする可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究を通して、仮説であった職場適応期における他者軽視の補償的効果については確認ができなかったものの、6年間の縦断データの解析、および比較的大規模な横断データの解析を通して、他者軽視傾向が職場適応において負の影響をもたらしうる可能性が示唆された。すなわち、職場適応に向けて一般的に他者軽視が低下する中で、他者軽視の傾向が強く残る個人ほど、職場満足度は低下しがちであり、特に対人関係や仕事の統制感にかかわるストレスを感じやい傾向にあることが示された。
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