研究課題/領域番号 |
17K04399
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東北学院大学 (2019-2021) 東北大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
東海林 渉 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (00720004)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 糖尿病 / 夫婦 / 家族支援 / 疾患受容 / 病いの引き受け / 適応プロセス / 夫婦支援 / 医療人類学 / ナラティブ / 支援ツール / 疾病受容 / 家族介入 / 臨床心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、糖尿病を有する夫婦の疾病受容プロセスを解明し、糖尿病を有する家族・夫婦への心理臨床的支援のポイントを検討した。 文献レビューと調査研究により、以下の成果を得た。(1) 夫婦の適応プロセスを理解するための補助ツールを開発した。(2) 糖尿病の家族支援に関する支援パラダイムの捉え直しを行ない、糖尿病を「家族の病い」と捉える視点を提案した。(3) 独自のツールやPRISM(Sensky & Buchi, 2016)などの既存のツールを用いて糖尿病を有する夫婦の疾病受容プロセスを検討した。(4) 糖尿病の家族支援における指針の整理と糖尿病夫婦の心理支援における課題の整理を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
糖尿病の家族支援・夫婦支援の重要性は学術的にも社会的にも注目されているものの、心理的支援に関するポイントは十分に整理されていなかった。そこで本研究では、夫婦が糖尿病という病いにどのように適応して向き合っていくかを理解するための枠組みを整理し、面接調査によりその疾病受容プロセスを検討した。さらに本研究では、実際の臨床現場で使用できるツールを開発し、そのプロセスを支援するポイントを整理することができた。以上、本研究では、これまで心理的アプローチの整備が十分とは言えなかった糖尿病を抱えた家族・夫婦の心理支援の領域において、科学的な成果と実際的な工夫を提供することができた。
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