研究課題/領域番号 |
17K04400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中島 正雄 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (00526915)
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研究分担者 |
小島 奈々恵 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 講師 (20726963)
池田 忠義 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 教授 (70333763)
吉武 清實 東北大学, 工学研究科, 学術研究員 (80111243)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | カウンセラーの成長 / 成長支援 / OJT / 職場内研修 / 職場内スーパーヴィジョン / 多重関係 / 内部研修 / 実態調査 / 社会科学 / 心理学 / 臨床心理学 / カウンセリング・学生相談 |
研究成果の概要 |
全国の学生相談機関におけるカウンセラー(以下、Co)の成長支援の実態調査から、OJT(職場内研修)の仕組みを今後整えていく必要があることが明らかになった。今回、OJTの中の職場内スーパーヴィジョン(以下、SV)に注目し、SVの先進国であるニュージーランドを調査訪問したところ、Coの成長支援はスーパーバイザーとバイジー間の力関係を排除するため職場外SVとして行われていた。しかし、国内における職場内SVによるCoの変容についての調査から、Coの【変容の促進要因】をより強く働かせたり、【変容の停滞要因】を減じたりする等の工夫によって、OJTはCoの成長支援として有効な研修となることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全国の学生相談機関におけるカウンセラーの成長支援の実態調査によって、国内の学生相談機関においてOJTが十分に行われていない現状が明らかになった。また、スーパーヴィジョンの先進国であるニュージーランドにおける17名のカウンセラーへのインタビューを通して、スーパーヴィジョンの課題やスーパーヴィジョンが根付くポイントが明らかになった。さらに、国内における職場内スーパーヴィジョンによるカウンセラーの変容についての調査から、OJTの有効性や課題を示すことができた。
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