研究課題/領域番号 |
17K04406
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
松田 修 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (60282787)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 見当識障害 / 認知機能低下 / 神経心理学的検査 / アセスメント / 見当識 / 認知機能 / 認知症 / アルツハイマー病 / 認知機能障害 / 生活障害 / BPSD |
研究成果の概要 |
見当識障害の神経心理学的メカニズムを検討するために、認知機能低下を主訴に物忘れ外来(認知症専門外来)を受診し、申請者により神経心理検査を受けた患者320名(男性109人・女性211人、平均年齢80.36歳)を対象に、見当識と、それ以外の認知機能との関連を統計学的に解析した。その結果、認知症で低下することの多い近時記憶は見当識障害の発生に大きな役割を果たしており、とりわけ、時間見当識障害の発生に大きな影響を与える可能性が示唆された。他方、場所見当識に関しては、近時記憶、注意・ワーキンメモリに加えて、言語機能や抽象的思考が、その発生に関与する可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日常生活の自立に大きな影響を与える見当識障害の神経心理学的なメカニズムの理解に資する本研究は、今後の認知症の病態理解に関する研究のみらず、高次脳機能障害における見当識障害の神経心理学的メカニズムの解明にも役立てることができるという意義がある。
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