研究課題/領域番号 |
17K04410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
佐々木 恵 北陸先端科学技術大学院大学, 保健管理センター, 准教授 (10416183)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | グローバル / 大学生 / メンタルヘルス / 予測的研究 / レジリエンス / 肯定的未来志向の育成 / 日本人学生と留学生 / ストレス / 健康心理学 / 健康開発 / グローバル化 |
研究成果の概要 |
本研究課題は,留学生を含む大学生のメンタルヘルスやストレスの規定要因について明らかにすることを目的として行われた。一連の調査における検討の結果,日本人学生・留学生ともにレジリエンスのうちの肯定的な未来志向の促進がメンタルヘルスの維持・増進に有用であることが示唆された。肯定的な未来志向の弱さは先延ばし行動傾向の強さと関連があることも示唆された。この知見を活用した臨床実践においては,介入プログラム自体が学生の負担にならないよう,実行可能性の高い工夫が必要であることも将来の課題として示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の高等教育機関はグローバル化が進んでおり留学生を含めた学生支援のあり方を検討することが課題となっているが,留学生と日本人学生の適応過程を比較対照した包括的な検討はこれまで乏しかった。本研究課題ではこの点を実行した点において大きな学術的意義があると考えられる。また,結果として,日本人学生・留学生のいずれにおいても,レジリエンスの肯定的な未来志向の促進の要素を含む介入プログラムが有用となる可能性を示した。将来の臨床実践において,実行可能性をより高めるためのポイントが提示された点も大きな社会的意義と考えられる。
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