研究課題
基盤研究(C)
2017年に本研究を開始したが、2018年に他国から不眠認知行動療法のうつ症状・日中疲労感への効果を見たネットワークメタ解析が発表された。この研究は英語かつ、うつ・疲労アウトカムを報告している研究のみ包含してるので出版バイアスの問題はあるが、我々とほぼ同テーマであった。そのため、我々は本研究の新規性として併存療法も許容するなどのテーマ見直しを要して研究計画書を作成しなおしてレビュー過程を実施したが、新型コロナウイルス感染症に伴い国内移動・海外渡航がほぼ不可能となってこの領域の研究者とのコミュニケーションが難しくなったこと、また本研究者の異動等があり意図した成果を挙げることができなかった。
近年の診断基準・ガイドラインでは、不眠症の治療は認知行動療法(CBT-I)を中心とした非薬物療法が第一選択である。しかしCBT-Iの治療要素や治療提供方法、また他の非薬物療法間の有効性差異や費用対効果の検討は、いまだ十分になされていない。そのためネットワークメタ解析で系統的レビューを行い、これらの治療手段間の相対的有効性の定量的差異を明らかにし、有効性に順位付けをし、さらにサブグループ解析で個別患者に有意義なエビデンスを提供する予定であったが、残念ながら上述のように意図した成果をあげることができなかった。
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すべて 雑誌論文 (9件) (うち国際共著 1件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)
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