研究課題/領域番号 |
17K04417
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
竹田 伸也 鳥取大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (00441569)
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研究分担者 |
中山 繁生 米子工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (90300607)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ストレスマネジメント / 介護職 / 主観的幸福感 / 職場内快行動 / タブレットアプリ / リフレイム / 介護職員 / 快行動 / 夜勤 / メンタルヘルス / 対処行動 / 認知行動療法 / スマートフォンアプリ |
研究成果の概要 |
本研究では、介護職を対象としたストレスマネジメントに関する研究を行った。まず、主観的幸福感と職場での快行動、勤務年数、夜勤の有無との関連について検討した。その結果、主観的幸福感が低い介護職員よりも高い職員の快行動が有意に多かった。また、夜勤がない介護職員よりも夜勤がある職員の快行動が有意に少なかった。次に、主観的幸福感と夜勤の組合せによって、職場内快行動にどのような質的違いがあるかを検討した。その結果、夜勤の有無に関わらず主観的幸福感が高い介護職員に共通していた快行動は、「リフレイムする」であった。以上の研究結果を踏まえて、介護職員のためのタブレットアプリによるストレスマネジメントを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、主観的幸福感の高い介護職員の特徴について、職場内快行動に注目して検討した。職場内での行動に着目したのは、介護職員は多忙なため、職場内行動というアクセスしやすい要因を明らかにすることで、多くの介護職員にとってのメンタルヘルス行動の実行可能性を高めたいからであった。本研究によって、介護職員のメンタルヘルス向上に向けて、職場での快行動のレパートリーを広げることの重要性が示唆された。本研究により得た知見は、マンパワー不足等様々な事情により現場で多忙を極める介護職員が、メンタルヘルスを志向した行動を維持するために、負荷を伴わず実践できる現実的で忍容性を備えた方法論を提供するものである。
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