研究課題/領域番号 |
17K04426
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
池田 望 札幌医科大学, 保健医療学部, 教授 (00274944)
|
研究分担者 |
森元 隆文 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (60516730)
横山 和樹 札幌医科大学, 保健医療学部, 講師 (10580053)
大山 恭史 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80356675)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | メタ認知訓練 / 自閉スペクトラム症 / 就労支援 / メタ認知 / 尺度 / ASD / 成人期 / 成人期ASD |
研究成果の概要 |
メタ認知は自己の知覚、情動、記憶、思考などからなる認知活動の認知である。本研究では成人期ASD 者の社会不適応に関連するメタ認知の問題に対し、特に就労支援を想定したメタ認知訓練の開発、およびメタ認知尺度の作成を行うことを目指した。訓練法の開発に関しては、統合失調症やうつ病を対象とした既存のメタ認知訓練法や関連する理論を参照し、心の理論、原因帰属、思考の柔軟性、注意力、感覚・知覚に関する6つのモジュールからなる訓練プログラムを作成した。メタ認知尺度はASD当事者へのインタビュー、および先行研究を踏まえて尺度項目を作成した。今後は訓練プログラムの効果検証、および尺度項目の検証が課題である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は成人期ASD者の社会不適応とうつなどの二次障害のリスクとなるストレス状況が生じやすい「就労」に焦点を当て、その支援に役立つものとしてメタ認知訓練法の開発を行った。メタ認知訓練法はASD者が自身の認知的特徴を把握し、制御できるようになることを意図しており、そうした訓練法のプロトタイプを今回作成できたことは、今後の効果検証を経てASD者の職場適応向上、また二次障害に予防につながることが期待できる。
|