研究課題/領域番号 |
17K04427
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
三澤 文紀 福島県立医科大学, 看護学部, 教授 (00438607)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ストレスの低減 / 看護学生 / 心理療法の応用 / コーピング / 認知行動療法 / 解決志向アプローチ / ストレス予防 / 学生のメンタルヘルス |
研究成果の概要 |
本研究では、看護学生がストレス低減のため日常的に個人利用できる2つのツール、ストレス心理学や認知行動療法を参考にしたコーピング・リスト(CL)と、解決志向アプローチを参考にしたソリューション・リスト(SL)を開発した。本研究の目的は、ツールのストレス低減効果の検証であった。看護学生は、CL使用群、SL使用群、統制群の3群に無作為に分けられ、60日間参加した。分析対象59名の結果、CL・SLのストレス低減効果は確認されなかったが、CLによってストレス状況を統制できるという認識が高まった。本研究ではツールがあまり使用されなかった可能性が高い。利便性改善のための今後の研究の必要性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、看護学生のストレス低減の方法を開発の試みであり、同時に心理療法の応用の試みでもあった。ストレス低減効果が見られるツールまでには至らなかったものの、ストレスに対する認識に変化を与えた可能性が示唆されるなど、今後の研究の基盤となる知見をいくつか見出すことができた。また、参加者が記録したことをカレンダー形式に表示するなど、ツールを継続的に使用してもらえる工夫についても検討することができた。こうしたことが、本研究の意義と考えられる。
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