研究課題/領域番号 |
17K04445
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 日本大学 (2018-2021) 聖徳大学 (2017) |
研究代表者 |
河野 千佳 日本大学, 文理学部, 准教授 (90348433)
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研究分担者 |
和田 佳子 聖徳大学, 看護学部, 教授 (50293478)
櫻井 薫 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (80779744)
横田 正夫 日本大学, 文理学部, 教授 (20240195)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 臨床心理学 / 母性心理学 / 対児感情 / 母子画 / 助産師 / インタビュー / 連携 / 協働 / グループディスカッション / 保健師 / 協同 / 協働」 / 妊産褥婦 / 心理 / 周産期 |
研究成果の概要 |
質問紙調査と描画法を用いて、妊産褥婦の心理的特徴を明らかにした。助産師・保健師への面接から、いわゆるグレーゾーンの“気になる”妊産褥婦には自己中心性・依存性の高さ・情緒の不安定さ・未熟さという特徴が認められた。これは妊産褥婦の自我の脆弱さにより、それによってネガティブな感情が生じやすく、対処困難に陥ることでパニックになり不適応を生じることが予測された。さらに助産師らは、情緒の不安定さ等を抱える「気になる」褥婦に対応しきれず、不全感を抱えていることが明らかとなった。妊娠期から母親たちと関係性を構築するために助産師と連携し、生活の場でのサポートすることが必要という方向性が見いだされた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
妊産褥婦の自我の脆弱性や自身の問題への無自覚さが育児困難感を引き起こし、心理的な「育てにくさ」の本質につながるのではないかと考えられる。助産師や保健師が感じている対応の困難さが妊産褥婦の自我の脆弱性によるものであれば、育てにくさを抱えた今の妊産褥婦の心理的様相を心理職が看護職とともに明らかにして関わることで、母子関係の始まりの大事な時期から愛着を基盤とした対人関係を母子ともに安定して築けるように援助できる。このことは助産師・保健師による周産期支援に還元できるだけにとどまらず、妊娠前の青年期女性に対する心理教育にもつなげていけるものと期待できる。
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