研究課題/領域番号 |
17K04447
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
福島 哲夫 大妻女子大学, 人間関係学部, 教授 (60316916)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | クライエントをアセスメントする力 / ヴァイジーをアセスメントする力 / 介入技法の意識化と向上 / 介入の計画性と多様性 / ヴァイザーの肯定的介入の増大 / 不安の低減 / 実践力やその自信の向上 / アセスメント力の向上 / ヴァイジーサポート力の向上 / スーパーヴァイジーへの介入 / スーパーヴァイジーのアセスメント / 介入の非言語的側面 / 内省すべき課題 / 意図的に練習するべき技術的課題 / メタ・スーパーヴィジョン / スーパーヴァイザー / スーパーヴァイジー / スーパーヴィジョン作業同盟 / カウンセラー自己効力感 / スーパーヴィジョン / スーパーヴァイザーの共感性 / スーパーヴァイザーの肯定的態度 |
研究成果の概要 |
心理臨床におけるより効果的なスーパーヴァイザーを要請する一環として、初心者スーパーヴァイザーの実施するスーパーヴィジョンを、熟練スーパーヴァイザーが、動画を基に指導する「メタ・スーパーヴィジョン」の効果を検証した。7組の継続的スーパーヴィジョンを3回メタ・スーパーヴィジョンし、全てのケースにおいて質的なレベルでは大きな効果が確認されたが、量的な効果は確認できなかった。 今後の研究課題としては、いかにしてより多彩なヴァイザー・ヴァイジーの組み合わせを対象とできるかが大切であり、実践上の課題としては、メタ・ヴァイザー側の負担をいかに軽減できるかという点が大切であるということが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国においては、心理臨床スーパーヴァイザーの役割や機能、さらには、どのようにしてスーパーヴァイザーを養成するべきかの実証的研究はほとんど見られない。 そこで本研究においては、実践的研究として、スーパーヴァイザー経験のほとんどない中堅臨床心理士に、初心者心理士や大学院生をスーパーヴィジョンしてもらい、それをベテラン臨床心理士が、動画とSV資料にもどついて指導するメタ・スーパーヴィジョンを7組各3回実施し、この方法の有効性を確認した。 この結果は、今後、有能なスーパーヴァイザーを養成するためのカリキュラム編成に大いに参考となり、ひいては国民の福祉の向上に貢献することにつながると考えられた。
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