研究課題/領域番号 |
17K04448
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
種市 康太郎 桜美林大学, リベラルアーツ学群, 教授 (40339635)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 非正規雇用労働者 / メンタルヘルス / 職業性ストレス / 職の不安定性 / キャリア / フリーランス / ワーク・エンゲイジメント / 新型コロナウイルス / 非正規雇用者 / 動機付け / 非正規雇用 / ストレスマネジメント / スマートフォン / 無作為割り付け / セルフケア / ストレス / 離職 / 雇用形態 / 若年労働者 / キャリア自律 / 職場定着 / 非正規労働者 |
研究成果の概要 |
本研究では若年非正規雇用労働者と正規雇用労働者の職場ストレス、メンタルヘルスを比較した。非正規労働者は仕事のストレスは少ないが、仕事の資源も少なく、ワーク・エンゲイジメントが低いことが明らかとなった。コロナ禍の2020年の調査では職の不安定性が高く、収入減少が大きい非正規労働者は、他に比べて資源とワーク・エンゲイジメントが低く、ストレス反応も高いことが明らかとなった。 質的研究では、雇用にとらわれない働き方をするフリーランスに着目してインタビュー調査を行った。その結果、フリーランスは準備段階、探索段階、マスタリーの獲得段階、後期の戦略的行動段階というプロセスを経ることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究では、若年非正規雇用労働者のストレスとメンタルヘルスに着目した。性別、年代などを同じ割合にして比較した結果、若年非正規雇用労働者のメンタルヘルスは正規雇用労働者と統計的な差はなく、仕事の負担はむしろ少ないが、ワーク・エンゲイジメントが低く、やりがいが得られない仕事状況にあることが明らかとなった。また、コロナ禍で雇用が不安定で、収入が減少すると、メンタルヘルスの悪化もみられることが明らかとなった。 一方、非正規雇用労働者の一形態であるフリーランスの調査では、準備、探索の後、やりがいを得るという過程が明らかとなった。非正規雇用労働者のキャリア支援を検討する上で示唆の得られる結果となった。
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