研究課題/領域番号 |
17K04449
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
|
研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
石川 利江 桜美林大学, 大学院 国際学術研究科, 教授 (20222979)
|
研究分担者 |
松田 与理子 桜美林大学, 健康福祉学群, 教授 (50649184)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
|
キーワード | コーチング心理学 / 女性 / 就労支援 / 就労 / 再就職 / 支援 / コーチング / 介入 |
研究成果の概要 |
コーチングの効果をプロセスに沿って評価できるセルフ・コーチング方略尺度として、妥当性と信頼性を備えた7方略で構成されるセルフ・コーチング方略尺度が作成された。本尺度の行動化のための準備は必ずしも就労の実現に効果的でないが、他の方略は女性の就労の実現に有効であるとされた。女性の再就労支援者と支援を受け再就職した支援体験者による評価でも求職活動において7方略すべて重要と評価された。自己の体験や強みなどリソースへの気づきの促進は、両者ともに重要ととらえていても実際には支援に活かされていない可能性が示された。再就職活動を支援するためのセルフ・コーチングを活用したコーチングの概要を示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コーチング心理学は欧米では新たな人材育成法として広く用いられ、学術的研究も多くなされているのに対し本邦で極めて少ない。本研究で開発されたセルフ・コーチング方略尺度は、求職活動の継続と就労の実現のプロセスを評価できる尺度であるが、それにとどまらず新たな活動の開始と実行、達成のためのコーチングをプロセスに沿って客観的に評価できる尺度として活用可能である。介入効果のエビデンスを求められる現状において本尺度の開発の意義は大きい。さらに、セルフ・コーチング方略を組み込んだコーチング法は、新たな活動を開始しウェルビーイングの充実を高める支援法として活用できる社会的意義は大きい。
|