研究課題/領域番号 |
17K04463
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 武蔵野大学 |
研究代表者 |
城月 健太郎 武蔵野大学, 人間科学部, 教授 (50582714)
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研究分担者 |
中尾 睦宏 国際医療福祉大学, 医学部, 教授 (80282614)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 社交不安症 / 認知行動療法 / 不安 / 認知バイアス / ビデオフィードバック / 社交不安 / 心理療法 / ビデオ / プログラム / 心理学的介入 / 認知 / 臨床心理学 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,社交不安症におけるビデオフィードバックの妨害要因について検討を行い,その要因の変容と認知行動療法の効果を検討することであった。基礎的な研究として,複数の質問紙調査を行った。まず,大学生を対象とした調査により,解釈バイアスや自己注目が社交不安の維持に関与していることを明らかにした。また,社交不安症患者を対象とした調査によって,ビデオ映像に対するネガティブな解釈が社交不安症状の維持に関与することを示した。また,ビデオフィードバックの集中的な実施による認知行動療法プログラムによって,社交不安症状が改善することを明らかにした。これらを通じて,ビデオ映像に関する自己の機能を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって,自己のビデオ映像に対するネガティブ・ポジティブな認知と社交不安の関連性が明らかにされた。具体的には,注意や解釈などの認知バイアスの機能を示し,社交不安症に関する認知行動的要因の影響を明らかにすることで,臨床心理学の発展に貢献した。また,認知行動療法プログラムの実践によって,社交不安症の改善に関係する知見を提供し,効果的な心理療法の提供に寄与する知見を示すことができたと考えられる。
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