研究課題/領域番号 |
17K04464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
伊藤 直樹 明治大学, 文学部, 専任教授 (50327087)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 学生相談 / 東アジア / 専門性養成 / 学生相談機関 / 国際比較研究 / カウンセラー |
研究成果の概要 |
第一の研究では,東京,ソウル,香港,台北の学生相談機関のウェブサイト上における情報発信について比較検討を行った。その結果,東京の学生相談機関の情報発信が他の都市に比べて少ないこと,都市により情報発信の傾向に差があることが明らかになった。 第二の研究では,ソウル,北京,香港,台北の大学の学生相談機関における学生相談の状況および学生相談カウンセラーの専門性養成に関してインタビュー調査を実施した。その結果,各国の文化的背景や学生相談の専門性に対する考え方の違いが,学生相談の状況に反映していること,いずれの国においても,学生相談カウンセラーの専門性養成のための教育システムがないことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における学生相談については,これまで欧米の学生相談をモデルとしながら発展を遂げてきた。このため,従来は,欧米との比較により日本の学生相談を検討する研究が大半であり,東アジア諸国との比較を広く行った研究は見られなかった。 本研究では,この点に着目し,東アジア諸国との比較から,日本における学生相談の状況を相対化してとらえることを目的として行われた。その結果,東アジア諸国においても,学生相談が非常に発展している状況にあり,今後,学生相談領域における東アジア諸国と日本との学術的な交流により,日本の学生相談がさらに発展する可能性が示された。
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