研究課題/領域番号 |
17K04465
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 明星大学 |
研究代表者 |
高橋 南海子 明星大学, 明星教育センター, 教授 (70620558)
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研究分担者 |
岡田 昌毅 筑波大学, 人間系, 教授 (10447245)
菊入 みゆき 明星大学, 経済学部, 教授 (10760598)
波田野 匡章 明星大学, 経済学部, 教授 (90831983)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 学校から社会への移行 / 就職活動 / 内定者支援 / プログラム開発 / 内定者フォロー / 社会への移行 / 初期適応 / 内定者 / 組織適応 / 効果測定 / トランジション |
研究成果の概要 |
内定者への企業のアプローチは一方的な通知が多く、関係維持の働きかけに留まった。内定者は自己内省や将来を考えることにあまり取り組まず、就職活動で対峙した課題からは遠ざかっていた。一方、内定期間の方針やイメージが明確なものほど、自己研鑽や内定先との関わりを積極的に行っており、内定者支援プログラムを検討する上での示唆が得られた。プログラムについては、ワークショップを通じて就職活動の経験を共有し、移行期の心理と行動についての講義、内定期間中の行動計画の策定と共有が行われた。ワークショップの前後では、否定的な感情が減少し、他者の活動を聞くことへの肯定的な評価や内定期間の活動への意欲向上が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的には、欧米における大学から社会への移行研究に対して新卒一括採用システムにおける日本独自の見解を示すことができた。組織参入前の要因が組織参入後に及ぼす影響という研究上の課題に対して実証的な調査により示唆を与えることができた。 社会的意義としては、新規学卒者が円滑に組織参入を果たすことに寄与する。その波及効果として、早期離職や職場への不適応者の減少による安定したキャリア形成の実現、その結果としての人的資源の活性化という課題の解決にもつながる社会的意義を持つ。
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