研究課題/領域番号 |
17K04468
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 白梅学園大学 |
研究代表者 |
福丸 由佳 白梅学園大学, 子ども学部, 教授 (10334567)
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研究分担者 |
森田 展彰 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (10251068)
藤田 博康 駒澤大学, 文学部, 教授 (80368381)
門田 行史 自治医科大学, 医学部, 准教授 (80382951)
水島 栄 北里大学, 医学系研究科, 教授 (00790940)
木村 一絵 福岡国際医療福祉大学, 看護学部, 講師 (30432909)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 家族支援 / 離婚 / 里親 / 親子 / 心理教育プログラム / 支援者支援 / 家族関係の再構築 / ひとり親 / 心理教育 / エビデンス / CARE / FAIT / 親子関係 / ペアレンティングプログラム / 夫婦関係 / 養育スキル / CAREプログラム / FAITプログラム / 子どもと親の離婚 / 効果測定 / 親の離婚 |
研究成果の概要 |
よりよい家族関係を構築するための支援プログラムを里親家庭と離婚家庭を対象にそれぞれ実施し、その効果を検討した。また、支援の質の向上や支援者支援の観点から、支援者に向けた実践も行い、心理教育プログラムの意義を論文等で発信した。親・養育者向けの実践は、コロナ禍の影響で中断を余儀なくされたため、エビデンスの明確化に関する一部の発表は今後の課題となっている一方、オンラインによる実践と普及により、支援の広がりという成果も得られた。また、離婚を経験する親子への支援で得られた知見と、親子の声を軸とした書籍を刊行し、家族関係の移行期における支援の意義とその課題について社会的諸問題との関係も踏まえて論じた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ポピュレーションアプローチに基づく予防的な家族支援プログラムの導入、社会文化的な状況に即した実践、およびその効果の検討を試みたものである。生理的指標による効果検討は今後の課題として残ったが、一方でオンラインによる支援の開発という新たな展開を得、より多くの親・養育者や支援者にプログラムを届けることが可能となり、支援者支援の観点からも、今後継続的な取り組みを行うための基盤を構築した。また、離婚をとりまく制度や規程に関して継続的な議論がなされる中、当事者の声を軸とした書籍を刊行したことで、単に家族や家庭の問題とせずに、周囲の理解や社会の問題としてとらえる視点の重要性を改めて問いかけている。
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