研究課題/領域番号 |
17K04473
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 関西福祉科学大学 |
研究代表者 |
久保 信代 関西福祉科学大学, 心理科学部, 准教授 (40449848)
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研究分担者 |
北川 恵 甲南大学, 文学部, 教授 (90309360)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | アタッチメント / 自閉スペクトラム症 / 親子関係支援 / 「安心感の輪」子育てプログラム / 安心感の輪子育てプログラム / 臨床心理学 / 自閉症スペクトラム |
研究成果の概要 |
自閉症スペクトラム症(ASD)児とその養育者への新しい支援方法としての適用を目的に、アタッチメントに視点をおいた「安心感の輪」子育てプログラム(COSP)の有効性を非ランダム化対照比較により検証した。合計60組の親子が本研究に参加した。効果検証は介入前、終了6ヶ月後、終了12カ月後の質問紙調査の結果を分析した。介入終了6ヶ月後の調査結果からは、COSPによる介入がASD児の母親の育児効力感を高め、精神健康度を改善し、わが子の行動に関する主観的な困難感を低減しうることが示唆された。その効果は介入終了1年後も持続することを検証した。これらの結果を国際誌、および国内外の学会に発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、アタッチメント理論に基づくCOSPがASD児親子に対して有効であることを実証した点にある。これにより既存のASD支援に加え、新たな早期介入や家族支援の方法として提案することが可能となり、支援の質や彼らの生活の質の向上、より健全な発達を支援できる可能性を示すことができた。さらに、本研究の対照比較検証の結果は、欧米で開発されたCOSPが日本でも有効であることを支持し、アタッチメント介入が国を超えて有効であることを示すエビデンスを提供することとなった。またアタッチメント介入に関する知見を提供したことは、日本の将来のアタッチメント研究やASD研究において価値のある基礎資料となり得る。
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