研究課題/領域番号 |
17K04476
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 福山大学 |
研究代表者 |
松本 明生 福山大学, 人間文化学部, 准教授 (30406897)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 行動分析学 / 学生相談 / 臨床心理学 / ストレスマネジメント / ACT / 大学生 / 体験の回避 / ストレス反応 / 認知的評価 / コーピング / 臨床行動分析 / 予測的研究 / ストレッサー / 健康心理学 |
研究成果の概要 |
本研究は大学生を対象として体験の回避とコーピング,認知的評価がストレス反応に及ぼす影響を検討することで,ストレスマネジメントに体験の回避への介入を導入する意義について検討することであった。1年目と2年目で調査研究を実施し,体験の回避はストレス反応を予測する独自の変数であることを示した。3年目の介入研究では,大学生を対象として介入研究を実施し,体験の回避を低減させる技法がストレス反応を低減させることを示した。これらの研究からは,体験の回避を低減することは大学生の日常ストレスマネジメントに有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
3年間の研究において,体験の回避という変数が大学生の日常のストレス反応を説明する独自の説明率を持ったものであること,また3年目で行った介入研究では,通常の心理相談でも容易に用いることが可能な介入手法が日常のストレス反応の低減をもたらすことが分かった。今回の研究では5名の大学生を対象とした介入研究であったため,統制条件がより厳密なRCTによる効果比較が今後の課題として残されたが,コストも大きくかからない介入技法の提案につながったことは,今後,基礎的・臨床的研究にも導入され,より多角的な検証が期待できるものである。
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