研究課題/領域番号 |
17K04493
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
富原 一哉 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 教授 (00272146)
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研究分担者 |
小川 園子 筑波大学, 人間系, 教授 (50396610)
菅野 康太 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (80722470)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エストロゲン / 産後うつ / マウス / 恐怖条件づけ / 不安 / 周産期 / 遺伝子発現抑制 / 神経内分泌メカニズム / 恐怖学習 / 情動 / 視床下部室傍核 / 遺伝子発現阻害 / 行動神経内分泌 / PTSD / 物体再認学習 / 情動性 / エストロゲン受容体 / 遺伝子ノックダウン |
研究成果の概要 |
女性ホルモンであるエストロゲンは,その濃度や作用期間に応じて,メスマウスの情動関連行動に抑制と亢進の対極的作用をもたらす。本研究では,2つの核内エストロゲン受容体(ER)サブタイプが,どの脳部位において活性化されてこれらの行動変容を起こすのかを,アデノ随伴ウイルスを使った遺伝子発現抑制の手法を用いて検討することとした。その結果,エストロゲンの情動関連行動抑制効果には扁桃体内側核のERβや視床下部室傍核のERαが関与する可能性が示唆されたが,高用量エストロゲン慢性処置による情動関連行動亢進効果については,複数の脳部位のERが相互作用しながら関与していることが推察された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
女性は男性の2倍程度抑うつや不安などの気分障害に罹患しやすく,特に周産期にはその傾向が顕著となる。メスマウスの情動行動調節に様々な脳部位のエストロゲン受容体の機能が関与している可能性を示唆した本研究の結果は,「産後うつ」などの周産期の女性の感情障害の発症メカニズムの解明や,性特異的な感情障害の治療法の開発に広く貢献するものと考えられる。
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