研究課題/領域番号 |
17K04507
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 相模女子大学 |
研究代表者 |
後藤 和宏 相模女子大学, 人間社会学部, 准教授 (20546725)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メタ認知 / 情報希求行動 / げっ歯類 / マウス / 情報希求 / メタ記憶 / 比較認知 / 相対的数量弁別 / SNARC効果 |
研究成果の概要 |
メタ認知は、認知状態を把握するモニタリングと、モニタリングをもとに行動調整を行うコントロールという2つの機能に分けて理解することができる。本研究では、メタ認知的コントロールを解明するために、そのままでは正解を導くのは難しい状況において、反応コストがかかるけれども、選択肢を減らすことで正解を限定できる情報希求行動に注目し、その機序を明らかにすることを試みた。結果、3年間の計画において、実験系の確立や難易度操作可能な課題の作成などは達成できた一方、情報希求行動の解明までは到達しなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究計画の成果として以下のことが挙げられる。第1に、他の動物種では比較的確立されているタッチモニター上に課題を提示する実験系を、実験動物として汎用性の高いマウスで確立した。第2に、実験の難易度を体系的に操作できる視覚弁別課題を複数作成した。これらの課題は、それ自体が新しい研究成果であるとともに、それらの課題遂行中のマウスの確信度を調べるために有用なものである。第3に、メタ認知的コントロールを調べるための情報希求行動についての検討を始めた。情報希求行動については、本研究内でそのしくみが未解明に終わってしまったため、現在、研究を継続中である。
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