研究課題/領域番号 |
17K04518
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
庄井 良信 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (00206260)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ピア・グループ / コンサルテーション / 教師教育 / 教師のエンパワーメント / メンタリング / デザイン実験 / 臨床教育学 / フィンランド / 教員養成 / 現職教師教育 / Ed.D. / リトアニア / ピアグループ / 教育方法学 / オープンダイアローグ / ピア・グループ・コンサルテーション / ナラティブ・アプローチ / ナラティブ・ラーニング / 職能開発カリキュラム / ヴィゴツキー |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,フィンランドと日本との共同研究を通して,教師教育におけるピア・グループ・コンサルテーション(Peer Group Consultation: PGC)の理論を開発することであった.その結果,私たちは,臨床教育学の視座からPGCの新たな概念モデルを構想することができた.その概念モデルに基づいて,高等学校教諭及び小学校教諭と共に8つのデザイン実験を行った.臨床事例に関する多声的な協働省察を行うことを通して,教員養成・現職教育におけるPGCの可能性について明らかにできた.この成果は,大学院における高度専門職業人養成プログラムの開発に貢献するものである.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の教員養成・教師教育の現場で,臨床的に応用可能なPGC(ピア・グループ・メンタリング)の概念モデルを構想することができた.臨床的次元からの教職能力開発に関する理論の構築は,内外を問わず国際的にも独創性の高い研究成果となった.その結果,PGCを基軸にした教師教育者(大学教員)と現職教師(実践者)との互恵性のあるエンパワーメントシステム(新たな次元のメンタリング)の可能性も明らかになった.これは教育系の大学院における現職教師研修や教職大学院における高度職能開発プログラム開発にも新たな示唆を与えるものとなる.
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