研究課題/領域番号 |
17K04520
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
土屋 直人 岩手大学, 教育学部, 教授 (10318751)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 東日本大震災 / 津波被災 / 地域教育実践 / 被災地実践 / 復興教育 / 社会参加 / 生活綴方 / 生活指導 / 教育実践史 / 教育運動 / 北方性教育 / 地域づくりへの子どもの参加 / 教育学 / 教育実践 |
研究成果の概要 |
本研究は、3.11東日本大震災後の東北沿岸被災地において行われている広義の「地域教育実践」の実態とその展開過程を継続調査し、その意義を考察することを目的とした。東北の被災地の教師たちが、津波被災・原発災害の渦中で切り拓いてきた教育実践、また教師たちが直面した教育課題について、それらの一端を、聴き取り調査や文献資料研究等に基づいて確かめながら、地域と子どもの現実に根ざし、地域を捉える眼と力を育てようとする地域教育実践の営みの実際について、また、震災後の地域と保護者の混乱を抱えながら学校に通う子どもたちの葛藤と、その指導に当たる現場教師が抱える困難の実際の一端について、実証的に明らかにし得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、東北の被災地の教師たちが津波被災・原発災害の渦中いかなる教育実践を切り拓いてきているかとの問題意識から、その声を聴きながら、その地域の子どもの現実に根ざし、地域を捉える眼と力を育てようとする地域教育実践の営みの実際を継続的に追い、その有する意義を考察した。また、地域と保護者の抱える困難の中で地域に生きる子どもの苦難とそれに寄り添おうとする教師の苦闘の一端をとらえ記述することができた。 本研究の主な成果の一端は、別項に記載の学術論文、学会発表として公表された。ただし、結果的に、聞き取り調査や文献研究の成果の公表は他日を期すものも多くなっているものである。
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