研究課題/領域番号 |
17K04524
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
田端 健人 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50344742)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 子どもの哲学p4c / 探究のコミュニティ / 社会性の発達 / コミュニケーション的行為 / 社会の病理現象 / 生活世界 / 精神療法的効果 / 理念的発話状況 / 探究の対話 / 子どもの哲学 / インクルシブ / 討議教育 / 非認知スキル / 特別活動 / 合意形成 / 探究の対話p4c / 学級コミュニティ / セーフティ / スクールカースト / 話し合い活動 / 討議倫理 / 教師のコミュニティ / 配慮を擁する子ども / 現象学 / 質的研究 / 討議による成長 / グループ対話 / 思考 / 言語活動 / 対話 / 人間関係 / 事例研究 / 実践現場 |
研究成果の概要 |
「対話による探究の授業」を活用して学級の人間関係を育成する教育実践を支援し、現象学の視座から調査研究を行なった。「対話による探究の授業」の手法としては、世界的な教育運動である「子どもの哲学p4c」のハワイ・みやぎバージョンを基本とした。(1)実践支援としては、研究実践校でのアドバイス、p4cを導入しようとする学校や教師への実技指導や相談を行なった。(2)調査研究としては、実践校での児童生徒の変容を記録し、教師への聞き取りとあわせて、エピソード記録にまとめた。またp4cを含む対話による探究の授業の基本原理と特色を、哲学的・社会学的に明らかにした。「討議教育」という新たな手法も開発実践した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の教育問題として、社会性に課題のある児童生徒の増加と、学校での人間関係のトラブルの増加がある。こうした問題状況に対して、本研究は、①児童生徒の人間関係を効果的に育成する教育方法「対話による探究の授業」を提案し、その効果をエピソード記述の手法で示し、この教育実践を支援した点に、社会的意義がある。また、本研究は、②この教育法がなぜ児童生徒の対人関係能力を向上させるかを、哲学・社会学的に明らかにした点、③この教育法を哲学・社会学的議論に位置づけ、近代の社会病理現象に抵抗するほどの社会的意義があることを明らかにした点に、学術的・社会的意義がある。
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