研究課題/領域番号 |
17K04527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 早稲田大学 (2020) 筑波大学 (2017-2019) |
研究代表者 |
根津 朋実 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50344958)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | valuephobia / teacher as researcher / 教育評価 / 教員養成 / 評価者アイデンティティ / 教師教育 / グループ・インタビュー / Stenhouse, L. / "teacher as researcher" / 評価アイデンティティ / 「研究者としての教師」 / 職能開発 |
研究成果の概要 |
延長1年を含む4年間の研究成果は、次の通りである:教員は学習評価の仕方を主に実地で学ぶ。教員の職能成長において「通知表」の作成は、自ら学習者として評価された経験や振り返りを含む。教職課程や現職教育では、学習評価の客観的な技術やスキルの向上にとどまらず、評価者としての認識や価値観といった主観的な側面にも留意する必要がある。以上の研究成果は、valuephobia(Scriven, M.)やteacher as researcher(Stenhouse, L.)といった諸概念の参照や定訳の見直しを含む訳語の検討、および小学校教師へのグループ・インタビューといった実証的な手続きによる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「通知表」(通信簿、「あゆみ」など)作成や定期テストの実施は、教職課程だけでは深く学べない。「通知表」の発行自体、法的な義務はない。経験の浅い教師は、校内の他の教師から指導を受けつつ、「通知表」やテストの仕方を実地で学ぶ。 この研究課題は、教師は「通知表」やテストといった評価の方法(どう行うか)だけでなく、「評価者」としての意識(専門職としての自覚、アイデンティティ)をも実地で学ぶのではないか、という仮説を扱った。「評価は面倒で避けたい」という意識や、実証的な調査研究者という教師像は、英語圏の研究がある。これらを参照・整理して日本の小学校教師にグループ・インタビューを行い、仮説を検証した。
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