研究課題/領域番号 |
17K04533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
金馬 国晴 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (90367277)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | ワークショップ / システム / 生活世界 / 抵抗線 / コア・カリキュラム / 活用 / 単元案 / 市民 / zoom / ブレイクアウト / ホワイトボード / miro / jamボード / オンライン / ブレークアウト / Miro / 単元習作 / 研修 / 新教育 / キューバ / コミュニケーション / 形式化 / カリキュラム・マネジメント / パフォーマンス心理学 / 現象学 / カリキュラム / システム思考 / システム論 / テスト収斂システム / 未来志向 |
研究成果の概要 |
未来社会志向の単元づくりを学生や多彩な層の教師や市民が協同して進める単元習作ワークショップを企画して,計34回を,教員の研究集会やその分科会,講義や出前授業,講座,教員研修への導入も試みて実践した。論文や共著に,基本的な流れ,生じてきた論点,条件,そして戦後初期の先駆例と今日的な意義をまとめることができた。学校を超える必然性も見出され,市民が開く研究会などでこそ,システムに抵抗し生活世界を拠点とした論議が模索され得ることを発見した。それらの会からも示唆を受けて,社会や教育の問題を生活現実から考え,その解決策を政治・経済の論理を活用もしながら考え抜くような多数の論考を書き上げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)単元案をその場で創るワークショップを開く試み自体に意義があった。生活・対話の側から政治・経済システムの論理に批判意識を持つことで,逆にシステムを使いこなせる実践を,共同探究する場となった。2)学校の現状からすると,若年化と多忙化の中で,単元づくりが困難となっているが,そこでこそ教師達にとどまらず,学生や市民を集めて習作の場を創ること自体の実践的な意義が明らかにできた。その先駆例を戦後教育史のうちに求めた。3)以上のために,豊富に情報や文献を収集し整理・分析して,必要なものを必要なときに選んで活用できるよう準備しておくことの意義がわかった。こうした思考自体をコア・カリキュラムの応用と捉えた。
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