研究課題/領域番号 |
17K04541
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 滋賀大学 |
研究代表者 |
児玉 奈々 滋賀大学, 教育学部, 教授 (10389603)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 多文化教師教育 / カナダの教師教育 / 授業科目とフィールドスタディの接続 / 教育における公正 / 教育における多様性 / カナダの教員養成 / 公正と多様性 / 教育と多様性 / カナダの多文化教師教育 / 多様性に対応できる教師の育成方法 / 文化的多様性 / フィールドスタディ / 多文化教育 / 教師教育 / カナダ / 海外留学 / 教員養成系学部のグローバル人材育成 |
研究成果の概要 |
2015年以降、多文化教師教育が必修化されたカナダ・オンタリオ州教員養成プログラムの各大学における実施状況を、先行研究等が望ましいあり方として示している、授業科目とフィールドスタディの接続という分析視点から考察を行った。インタビュー調査を行った8大学すべてでプログラムの様々な場面で多文化教師教育が実践されているものの、授業科目とフィールドスタディが接続された多文化教師教育を実施している大学は半数であった。インタビュー結果の考察から、接続されているか否かの違いに、教員養成プログラムの教員の多文化教師教育の内容をどのように扱うかについての認識や意識の違いが関係していることを指摘した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で明らかにしたカナダ・オンタリオ州の教員養成プログラムの実態と課題に鑑み、外国にルーツを持つ子どもが増える日本の学校において文化的に多様な子どものニーズに対応できる教員を育てるためには、授業科目とフィールドスタディが接続された多文化教師教育の開発と実践が求められる。 本研究の成果は、科目とフィールドスタディの接続が学生の多様性に対する意識の向上により大きな効果をもたらすことを明らかにした点において学術的意義があり、日本の教員養成への提案を示したことにおいて社会的意義を持つ。
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