研究課題/領域番号 |
17K04550
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
渡邊 隆信 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (30294268)
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研究分担者 |
山崎 洋子 福山平成大学, 福祉健康学部, 教授 (40311823)
宮本 健市郎 関西学院大学, 教育学部, 教授 (50229887)
山名 淳 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (80240050)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 新教育運動 / 国際化 / 郷土 / ドイツ / イギリス / アメリカ / 日本 / 比較史 |
研究成果の概要 |
19世紀末から20世紀初頭にかけて先進諸国で展開した新教育運動を振り返るとき、1920年代から30年代は、教育の「国際化」という点に、大きな特色を見いだすことができる。一方で、この時期は、「郷土(Heimat, country, home)」が新教育のキーワードとして脚光を浴びた時代でもある。一見相反するベクトルにある「国際化」と「郷土」は、各国の新教育の理論と実践において、どのような関係性を示したのか。本研究では、1920年代から30年代を中心に、新教育運動における「国際化」の進展と「郷土」形成論との関係の諸相を、イギリス、ドイツ、アメリカ、日本の具体的な事例に即して比較史的に解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、新教育運動の鍵概念の一つである「郷土」に注目し、教育の「国際化」との関係の諸相を、具体的な教育思想と実践の次元で比較史的に解明しようとするものであり、従来の新教育運動研究ではほとんど未開拓の領域に踏み込む研究として、学術的特色と独自性を有している。また現代的な意義として、国際社会と郷土の関係のあり方を歴史的に探究することにより、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」(教育基本法第2条の5、2006年改正)の意義と課題を多面的に考察するための基礎的な知見を提供することができるであろう。
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