研究課題/領域番号 |
17K04560
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 福岡教育大学 |
研究代表者 |
若木 常佳 福岡教育大学, 大学院教育学研究科, 教授 (90454579)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | リフレクション / 教師教育 / 要因の解明 / 省察力育成 / 省察の促進 / 養成機関でのリフレクション / レジリエンス / 自分軸 / 自己探究 / 阻害と促進要因 / 学校現場のリフレクション研修 / 省察を促進・阻害する要因 / 省察促進のための学習イメージ / 教師教育者 / 省察発生の場面の発見 / 省察とレジリエンスの関係性 / 省察の定義 / 省察の具体的ツールと意義 / 省察の学修内容と道筋 / 省察に向かうパターン / 教育学 |
研究成果の概要 |
省察力は「学び続ける教師」であるために不可欠である。しかし,省察力育成に培う基礎的研究として,省察の促進・阻害要因の解明が十分ではない。そこで,省察の促進・阻害要因の解明に取り組んだ。研究は,教職大学院の院生の記述の分析を中心に行ったが,コロナ禍で延長していたオランダの教師教育の現場の視察も2023年3月(2022年度)に実施することができた。 こうした研究成果として,促進要因5点と阻害要因8点を導出した。特に院生のレポート分析から,省察発生の場面,省察を忌避する感情を見いだすことができたことは大きい。上記に加え,省察を促進させるため必要なことについても考察し,5点を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
省察,リフレクションの研究では,省察力は何か,どう育てるのかという視点からの追究は多い。しかしその前に,省察の促進・阻害要因の解明についても意識を向ける必要がある。また,省察の内実を自己探究とした場合,自己否定につながるのではないかという恐れを抱く教員も存在する。省察を行うことを前提ではなく,それが必要ではあるが,そこに至れない理由や,継続できない理由を解明しなければならない。 そうした現状に対し,本研究の成果は,促進・阻害の状況をイメージ化することができ,省察発生の場面,省察を忌避する感情を捉えることもできた。本研究の成果は,省察,リフレクションに対する基礎的研究として学術的意義がある。
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