研究課題/領域番号 |
17K04566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
池田 雅則 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60609783)
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研究分担者 |
山下 廉太郎 朝日大学, その他部局等, 教授 (80770932)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 判任文官 / 教員 / 明治 / 文官普通試験 / 特別任用 / 銓衡任用 / 技術官 / 文官試験 / 陸軍下士 / 公務員 / 判任官 / 任用 / キャリア / 能力 / 中等教育 / 官吏 / 警察官 / 営林 / 教育史 / 生涯学習 |
研究成果の概要 |
①森林官吏(営林職員)や②警察官吏(警部・警部補)に関連する史料、③現役満期陸軍下士出身者の文官任用に関わる史料を読み進め学術論文として発表した。 この他、④1880~90年代に制定された文官普通試験の規則に関する史料、⑤最低俸給額未満で任用された判任文官の初任に至るまでの学習歴およびキャリアの分析、⑥1887年「文官試験試補及見習規則」の公布に至るまでの文官任用諸案の検討、⑦初期の文官普通試験の出題傾向と水準、結果に関する分析、⑧事務官と区別された技術官の成立に関する史的研究、⑨判任技術官の学習歴およびキャリアの分析を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は「ストリートレベル公務員の〈学び〉とキャリアの履歴」の貴重な成果としての意義がある。「履歴史料」という「履歴書や任免記録などの「当人の学業、職業や賞罰等の経歴および出自について公的に記録・証明する文書」を広く活用しながら、近代社会のサブエリートとして、近代的な知識、制度、技術や慣行を理解し日本社会に定着させる基盤となった者たちの学習歴とキャリア形成について、各地の公文書館に所蔵されている膨大な「履歴史料」に基づき明らかにできた。 かれらは地域社会に生きるリーダーとして、知識の体系を住民に伝達できる能力を有した。その形成において多様で複雑な学習歴と職歴を歩んでいたことをに示すことができた。
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