研究課題/領域番号 |
17K04575
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 千葉商科大学 |
研究代表者 |
朱 全安 千葉商科大学, 政策情報学部, 教授 (20266183)
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研究分担者 |
Chard Robert 公益財団法人東洋文庫, 研究部, 研究員 (30571492)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 教育史 / 文化史 |
研究成果の概要 |
本研究は、江戸中期に急増した藩校の設立と湯島聖堂との関連性を、湯島聖堂の廟学制(孔子廟と学校が併存する中国唐代~清代の正統的な学校形態)の伝播を軸として考究し、主要な藩校について漢学教育を中心に据える藩校教育が展開された過程を解明したものである。本研究では、湯島聖堂の廟学制をモデルとして設立された萩藩校明倫館をはじめとする諸藩校の漢学教育を考察の対象として、文献史料・図像史料等により、それらの実態を多面的に究明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、(1)江戸中期藩校の漢学教育の実態について、その根底をなしている外国文化摂取の理念に焦点を当て、東アジア地域の歴史空間の中で共時的に把握し、実証的に解明したものであり、(2)教育における外国文化摂取の一つのモデルを提示し、世界的に多文化共生がますます進む現代社会において、有効な外国文化摂取の在り方を考える糸口を示すものであり、(3)日本思想史、日本儒学史、日中文化交流史等の関連分野に新たな知見と参考となるデータを提供するものである。
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