研究課題/領域番号 |
17K04576
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 桜美林大学 |
研究代表者 |
石渡 尊子 桜美林大学, 健康福祉学群, 教授 (40439055)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 戦後教育改革 / 新制大学 / 家政学 / 地域貢献 / ランド・グラント大学 / エクステンション / 女子大学 / 家政学部 / 普及事業 / 生活改良 / 家政学原論 / 戦後大学改革構想 / 大学の地域貢献 / 琉球大学 / 改革モデル / 教育学 / 教育史 / 戦後大学改革 |
研究成果の概要 |
本研究では、第二次大戦後の大学制度形成過程における家政学の定着過程の詳細を明らかにした。その際、地域貢献(生活改良を含む普及事業)を家政学の使命として明確に位置づけ、それを実践した大学と、学問としての家政学の確立と女子の高等教育機会拡大の場としての家政学部の設置に力点を置いていった大学の違いに着目した。家政学部・学科を設置した大学の関係者は、占領軍側が提示した米国の家政学を自らの学問経験やそれまでの教育実践(学問的背景)を基礎に受容・解釈し、その大学が置かれた外的な条件の中で独自の家政学教育を生み出したことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、地方創生、地域を支える人材の育成が大学の役割として掲げられている。新制大学創設期は大学と地域の新たな関係を模索した時期であり、家政学は中核となる学問分野として位置づけられ、地域の実情に応じた普及(エクステンション)の形態により地域の生活改善に貢献する分野であるという構想が示された。現代の大学改革のアクチュアルな課題に応えるものといえる。 また、実証的な事例研究を通してディシプリンとしての家政学の始まりを検討したことは、今日的な家政学の意義や学際的学問領域の再考に資するばかりでなく、大学設置基準の大綱化以降の学部・学科改編などで新設された学際領域の学部・学科のあり方を考える手がかりとなる。
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