研究課題/領域番号 |
17K04579
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 東京家政大学 |
研究代表者 |
走井 洋一 東京家政大学, 家政学部, 教授 (30347843)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | キャリア形成 / 生活困窮者 / 教育哲学 / コンピテンシー / 就労支援 / 自己利益 / 当事者性 |
研究成果の概要 |
本研究では,コミュニティ・オーガナイジングの手法に基づき,自己利益に立脚した就労支援の在り方を見出した。キャリア形成の目標は,個々のニーズと社会的ニーズをそれぞれから定位するのではなく,それぞれが置かれた状況において生きにくいと感じていることから見出される共通の自己利益がキャリア形成の目標となりうることを明らかにした。 そしたまた,それに基づく支援では,生得的な能力で把握可能な「小さな」社会との接合点を探し,その先に「大きな」社会との接点を見出していくことが求められる「社会連繋モデル」に基づく支援が必要なことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,とりわけ学校教育で前提とされている資質・能力が,「全ての資質・能力に共通し,その資質・能力を高めていくために重要となる要素とは何かを明らかにし」たものとして位置づけられており,個々の文脈のなかで働くことよりも,汎用性が強調されている現状において,あえて個々の文脈に依拠する自己利益に焦点化するキャリア形成支援の在り方を提示することは,現在のキャリア教育/キャリア形成支援に対して意味をもちうるといえる。
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