研究課題/領域番号 |
17K04583
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
井手 華奈子 創価大学, 教育学部, 准教授 (30532444)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 平和教育 / 沖縄 / 女性 / 米軍基地 / 慈善活動 / フレンドシップ / 先住民の哲学 / フェミニズム / 福祉 / 女性の平和教育 / 大人の平和教育 / 教育学 |
研究成果の概要 |
大人への教育的アプローチと子どもへの教育的アプローチの分類と確立、相互の関係性の解明が必要であることを第一段階として証明し、第二段階として世代間連携を重視する共生概念の構築を模索することができた。沖縄在住の日米慈善家の協同活動の実例を通じ、共生教育は、世代間でリネアに継承される再生産型の教育としてではなく、世代間のリカーシブな教育的連携によって継続的に更新され続ける民主主義的な取り組みとして理解されなくてはならないことを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、現在進行形でおこっている具体的な事例から、共生の概念を哲学的にさらに発展させていくという点にあったといえよう。本研究の社会的意義は70年以上にわたって沖縄に駐留し続けている米軍基地の問題とそこから派生する様々な事象について、政治的にも社会的にも文化的にもこれまであまり関心が向けられてこなかった側面を「正面」に据えてみることで、政治的な対立を絶妙にかわせるような立場や行動や友好が存在していることを証明したことである。
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