研究課題/領域番号 |
17K04586
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
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研究機関 | 椙山女学園大学 |
研究代表者 |
早川 操 椙山女学園大学, 教育学部, 教授 (50183562)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 反省的思考 / 反省的道徳 / コールバーグの道徳的発達論 / 加速化させる道徳的発達 / 深い学びとしての探究学習 / 創造的民主主義 / コミュニケーションと探究の融合 / 問題解決学習 / 探究学習 / 分団式動的教育 / 独創教育 / 生活による学習 / 発見学習 / 大正自由教育 / 児童中心主義教育 / 課題解決学習 / 探究学習の理想 / 協働的・概念的・道徳的学習 / L. コールバーグ / 道徳的発達 / 認知段階 / 発達の加速化 / 文脈的相対主義批判 / 原理に根ざした思考 / 理想的な役割取得 / 究極的な第7段階 / 道徳的関心 / 道徳的熟慮 / 道徳的判断 / 道徳的自己形成 / 行動的な総合的知性としての道徳 / 社会的関心の拡張 / ジョン・デューイ / 道徳教育 / 反省的協働的道徳 / 深い民主主義 |
研究成果の概要 |
ジョン・デューイの「反省的道徳」教育理論がわが国の教育改革に与える影響を検討するために、その可能性についての分析と考察を行った。第一の研究成果として、デューイの反省的道徳理論の特徴の解明について取り組んだ。第二に、デューイの「反省的道徳」理論とL.コールバーグの「道徳性発達段階」理論との比較分析を行い、両者の理論の共通点と相違点を解明した。第三に、わが国における20世紀前半と後半におけるデューイ教育理論の受容と展開の系譜を解明することによって、21世紀のデューイ研究に求められる理論的実践的課題を「創造的民主主義」の観点から考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ジョン・デューイの「反省的道徳」教育理論の特徴と課題を検討することにより、21世紀に求められる探究教育理論を構築することを目的とする。この研究により、現代学校教育改革の焦点となっている「主体的な学習」や「考え、議論する道徳」の理論や実践への示唆を、デューイの反省的道徳教育理論から得ることをめざす。また、デューイの反省的道徳教育理論の特徴を明らかにするために、コールバーグの道徳性発達理論との比較考察や、わが国における問題解決学習理論の系譜を考察することにより、21世紀の探究教育理論の可能性を探る。
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